2006年10月13日

黒琉金

昨夜。
矢子は、自転車を、漕いでおりました。
ふと、みあげた、お月様にむかって
黒い、金魚が、一匹。その
ながい尾や、鰭で、ゆらり
舞いながら、泳いでいきました。

夏の窓辺に、空の、金魚鉢が
仕舞われぬまま。埃を被っております。

きょう。
矢子は、黒い羽を、集めて参りました。
三つの束に、綺麗に纏めて
黒い、金魚を、一匹。その
ながい尾や、鰭で、ふわり
舞えるように、縫ってみました。

黒琉金。
何方の、胸元で、戯れるのでしょうか。
何方の、宝石箱のなかで、眠るのでしょうか。


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夏を跳び越して、コサージュの制作を
再開致しました。
http://d.hatena.ne.jp/corsagevictoria/
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posted by 矢子 at 19:14| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 矢子日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
矢子様、
新作のコサージュを拝見しました。
みんな真っ黒なんですね。
微妙な配色と質感の造形美に吸い込まれました。
僭越ながら、それぞれの黒い花に託して
俳句を詠んでみました。一句目のお尻は
口語の「まい」と文語の「まじ」で迷いました。
どちらでもいいと思います。

  黒竜胆の泪の訳は訊ねまじ
  黒椿ひとつひとつの忘れ咲き
  姫様のもぐらのブーケ百日紅
  たまさかのやどかりの玉転初嵐
  琉金ふわり宵闇をまといけり

〜二健 -308
Posted by 二健 at 2006年10月22日 10:08

二健様、こんにちは。

しとしと。雨が、降り
矢子の、黒い、お花たちに
艶やかさと、優しさを、教えてくれます。

二健様の、お句から
ふわふわ。馨る、奇智。
矢子の、ちいさな、造花たちに
優雅に、舞い、響きます。

忘れ咲き。初嵐。
たまさか。
言葉の、色と、音に。情景に
滲み湧く、美しさに、感じ入ります。

黒い花の、旅立ちには
二健様から、賜った、お句を
歌って、見送ることに、致します。
ありがとうございました。

矢子
Posted by 矢子 at 2006年10月23日 12:20
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